チェック
Re:Startでは国家資格を持ったリハビリ、看護、ソーシャルワーカーの専門職種が脳神経外科医に日々コンサルトをしながら支援をしています。
高次脳機能障害について
脳には、息をする・食べる・寝るなどの指令を出す動物全般に共通する機能と、思い出す・考える・ 伝えるなど人間で特に発達している機能があります。 前者は、生命維持に関わる基本的なはたらきです。後者は、生死に直接関わらなくても人として 社会で生きていくために重要なはたらきで、高次脳機能と呼ばれています。

頭のけがや脳の病気によって、高次脳機能に関わる部分が傷ついたとき、 記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの症状が表れることがあります。 これらの症状により、「日常生活または社会生活に制約がある状態」が高次脳機能障害です。

原因や損傷の状況によって、ひとりひとり症状の表れ方が異なるのは、この障害の特徴です。 高次脳機能障害は、麻痺や歩行障害のように外から見える障害ではないため、「以前と何か変わっ た」と思いながら何年も経過し、専門の医療機関を訪れて、ようやく診断される方も少なくありません。
いろいろな症状
【注意障害】
必要なことに注意を集中できない・続かない、複数のことを同時にできない。

【記憶障害】
前にあったことを覚えていない。新しいことを覚えられない。

【失語】
言葉が出てこない。文章が書けない。聞こえていてもその意味がわからない。

【遂行機能障害】
段取り良く物事を進めることができない。優先順位がつけられない。

【半側空間無視】
目では見えているのに、片側に注意がいかないため、見落としたり、ぶつかったりしやすい。

【感情と社会的行動の障害】
感情や欲求のコントロールができない、やる気が起きない。
チェックしてみよう!
□ 集中力が続かない
□ 新しい出来事が覚えられない
□ 忘れたことに気づかない
□ 言いたい言葉が出てこない
□ 聞こえていても意味がわからない
□ ささいなことでイライラしやすい
□ 段取りが悪い
□ ぶつかったりしやすい
□ 片側のものを認識できない
□ 自分を客観視できない
□ こだわりが強くなった
□ 意欲がわかない
□ 我慢ができない
□ ぶつかったりしやすい
リハーシャルフッター画像